大阪府泉佐野市もやります!ふるさと納税で100億円還元キャンペーン

Last update. 2019年2月6日
※本ページはプロモーションが含まれています。

これまた、すごいキャンペーンが開始されました。

2017年にふるさと納税の寄付金受け入れ額が全国1位になった大阪府泉佐野市が、PayPayの100億円還元キャンペーンに乗じてAmazonギフト券で100億円を還元するキャンペーンを開始しました。

最近、節税や返礼品目当てのふるさと納税に対し、疑義を問われていることに反応する形で、2019年4月を目処にふるさと納税の返礼品を法規制しようとする動きがあります。

ふるさと納税 高額返礼品を法規制へ 寄付額の30%以下、違反なら税優遇なし – 産経ニュース

そんな中、法規制に対する対抗するかのように泉佐野市が打ち上げたキャンペーンがこの100億円還元キャンペーンというわけです。

100億円還元!閉店キャンペーン | 大阪府 泉佐野市ふるさと納税特設サイト

キャンペーンに対する賛否両論の声は間違いなくあがるでしょうが、利用者にお得なことは変わりありませんね。

気になる100億円還元キャンペーンの中身は?

泉佐野市が実施している100億円還元キャンペーンの中身をチェックしていきましょう。

今回のキャンペーンでは、ふるさと納税の寄附金額に応じてAmazonギフト券で還元されるようです。

また還元対象となるのは、泉佐野市直営サイトの「さのちょく」からふるさと納税のみです。

キャンペーンの対象となるのは、対象期間は、2~3月の寄付のみで、Amazonギフト券が送られるのは5月以降とされています。

気になる還元率は、寄付した際の返礼品発送のタイミングにより若干異なるようです。

意図としては、本キャンペーンにより寄付が集中する時期をずらしたいという考えではないでしょうか。

順次発送の場合、Amazonギフト券還元率は10%

寄付された時期から順次発送される返礼品に対する寄付に関しては

お礼品+Amazonギフト券10%

例:寄附額10,000円⇒ビール1ケース+Amazonギフト券1,000円分

5月以降の指定の場合、Amazonギフト券還元率は20%

お礼品+Amazonギフト券20%

例:寄附額10,000円⇒ビール1ケース+Amazonギフト券2,000円分

Amazonギフト券の還元率で決める前に注意が必要

返礼品の配送日よりもAmazonギフト券の還元率のほうがお得に見えますが、よく見てみると10%還元と20%還元の返礼品に必要な寄付金が同じ返礼品でも異なるようです。

例えば、「泉州こだわりタオル「匠」タオルセット」を例に見てみましょう。

10%還元の場合、必要な寄附金額は5,000円とされています。

A001 泉州こだわりタオル「匠」タオルセット

一方、20%還元の場合、必要な金額は7,500円となっています。

AM02-A001 泉州こだわりタオル「匠」タオルセット

還元されるAmazonギフト券で計算すると、それぞれ

10%還元・・・5,000×10% = 500円
20%還元・・・7,500×20% = 1500円

単純に金額で実質の金額を計算すると

<< 10%還元の場合 >>
5,000円(寄付金) – 500円(還元) = 4,500円

<< 20%還元の場合 >>
7,500円(寄付金) – 1500円(還元) = 6,000円

つまり、10%還元のほうがお得ということになります。

これは、ちょっといただけないですね。。。

また、同返礼品をふるさと納税サイトの1つ「ふるなび」で確認すると、5,000円となっていました。
A001 泉州こだわりタオル 「匠」 タオルセット | 大阪府泉佐野市 | ふるさと納税サイト「ふるなび」

つまり、「泉州こだわりタオル「匠」タオルセット」を金額面で比較すると

  1. さのちょく 10%還元
  2. ふるなび
  3. さのちょく 20%

の順番でお得と言えるでしょう。

すべての返礼品をチェックしたわけではありませんが、こういった落とし穴もあることは確かです。
ふるさと納税をする前に、寄附金額についてよくチェックしてから、申請可否を判断しましょう。

Amazonギフト券による還元で過去最高の還元率

実は、これまで「さとふる」や「ふるなび」といったいわゆる「ふるさと納税サイト」でのAmazonギフト券の還元キャンペーンはありました。

しかし、その多くは、寄附金額に応じて1~3%程度

それが、今回のキャンペーンでは10~20%と桁違いの還元率と言えます。

なぜそれほどの還元率が可能かといえば、これまでのふるさと納税を受け入れる経路の違いといえるでしょう。

多くの自治体がそうですが、ふるさと納税の申込みは「ふるさと納税サイト」経由です。

「ふるさと納税サイト」を経由した場合、手数料として納税額の1割程度かかると言われています。

今回、泉佐野市が打ち上げたキャンペーンでは、「さのちょく」という直営サイトからのふるさと納税のみ対象となります。

もちろんサイト運営費用はかかりますが、1割かかると言われる手数料と比べたら微々たるものと言えるでしょう。

故に、今回のような高還元率キャンペーンが可能ということになるのでしょう。

今回のキャンペーンで他自治体はどうする?

今回のキャンペーンはPayPayの第二弾となる100億円還元キャンペーンとあいまって、かなり話題となっているようです。

2019/02/06現在もサイトはかなり重くなっていることから、かなりのアクセスがあると考えられます。

各自治体が同様のキャンペーンを簡単には行えないし、総務省の動向を考えるとなかなか踏み切ることが難しいとも言えるでしょう。

ただ、今回のキャンペーンで泉佐野市にかなりの寄附金額が集まることは容易に想像できます。

泉佐野市 vs 総務省 vs 他自治体 の様相に他人事ながら、興味を持って見ていきたいところです。

大阪府泉佐野市ふるさと納税特設サイトはこちら

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